ご存じのように、今流行している感染症はウイルスが原因です。ウイルスは細菌よりはるかに小さく、当然目に見えません。
また感染していても発症するまで体感はありませんし、中には感染しても発症しない人もあるので厄介です。
ＰＣＲ検査をしなければ、感染しているかどうかわからないのです。
さらに厄介なのは、感染すれば、たとえ発症しなくても、他の人に感染させてしまう危険があるということです。
自分さえよければ（軽症で済む、発病しない）それで良い、今まで通りにしても良いというわけではないのです。
知らず知らずのうちに人を感染させてしまうことがあるのです。
これはインフルエンザと違う点です。インフルエンザは、発症しなければ他の人を感染させてしまう事はありません。
専門家は言います。「感染を防ぐ方法はあまりにも単純です。人と接触しなければよいのです。ただそれだけです。」
しかしそんな単純なことが出来ないのが人間であり、人間社会なのです。
人が動かなければ感染は広がりません。しかし動かなければ経済は活性化されません。また、気分転換や運動も十分に出来ません。
コロナウイルスは私たちに変わらざるを得ない状況を突き付けています。
さて私たちは、人間社会は、いったいどのように変わって行けば良いのでしょう。
そこにウイズコロナやアフターコロナという言葉が、我々にこれからの在り方を明確にさせようとして表れてきたようです。

つづく