コロナ禍での新健康生活⑮
ワクチン接種が進んでいます。
日本は遅れがちなので急いでいるようですが、ヨーロッパやアメリカに比べて重症化する人の少ない日本では、少しゆっくりなのでしょうか?
今は延期した東京オリンピックが始まっています。
非常事態宣言下での開催となってしまいました。
開催前は、オリンピックの開催に否定的な人が多かったように感じましたが、いざ始まってしまうとそうでもないように感じています。
コロナによって、あまりにも抑制された結果の開放なのでしょうか。
しかし
そのためか感染者数はうなぎ登りです。
東京都や国がワクチンに躍起になるのも仕方ないことかもしれません。
しかし、ウイルスの問題は環境問題、特に種の絶滅と深く関係しているように思えます。
偏った情報が多い中、「一般社団法人日本感染症学会 ワクチン委員会」が「COVID-19 ワクチンに関する提言」という文章を公開しています。
その抜粋ですが
「ワクチンはこれまで多くの疾病の流行防止と死亡者の大幅な減少をもたらし、現在もた
くさんの感染症の流行を抑制しています。COVID-19 の感染拡大防止に、ワクチンの開発
と普及が重要であることは言うまでもありません。一方で、ワクチンは感染症に罹患してい
ない健常人や基礎疾患のある人に接種することから、きわめて高い安全性が求められます。
パンデミックのためにワクチン導入の緊急性だけが優先され、安全性の確認がおろそかに
なってはなりません。」
「《終わりに》
ワクチンも他の薬剤と同様にゼロリスクはあり得ません。
病気を予防するという利益と副反応のリスクを比較して、利益がリスクを大きく上回る場合に接種が推奨されます。
国が奨めるから接種するというのではなく、国民一人一人がその利益とリスクを正しく評価して、接種するかどうかを自分で判断することが必要です。
そのための正しい情報を適切な発信源から得ることが重要であり、国や地方公共団体および医療従事者はそのための情報発信とリスクコミュニケーションに心がける必要があると考えます。
現在までの情報では、mRNA を用いた COVID-19 ワクチンの有効性は高く、副反応も一過性のものに限られ、アナフィラキシー以外には重篤な健康被害はみられていません。
長期的な有効性や安全性の点でまだ不明な点はありますが、わが国においてもわが国で承認された COVID-19 ワクチンを接種することが望まれます。
なお、ワクチン接種を受けることで安全が保証されるわけではありません。
接種しても一部の人は発症します。
発症しなくても感染し無症状病原体保有者として人に広げる可能性もあります。
またワクチンの効果がどのくらい続くかも不明です。
COVID-19 の蔓延状況が改善するまでは、マスク、手洗い等の基本的な感染対策は維持しなければなりません。
COVID-19 の終息に向けて、COVID-19 ワクチンが正しく理解され、広く普及してゆくことを願っています。
また、さらに有効で安全なワクチンが国内でも開発され、利用されることが期待されます。」
とあります。
自分の命の事です。
判断を他人にゆだねるのではなく、その利益とリスクを正しく評価して、接種するかどうかを自分で判断することが必要だと思います。