コロナ禍での新健康生活⑫
新型コロナに対するワクチンの接種が始まりましたが、副反応が伴うことが多いことや、特殊な冷蔵庫で保管しなければならない問題や会場の問題など様々な問題があり、なかなかスピーデイには進みません。
副反応に関しては、もし接種後に副反応が出れば、仕事が出来ません。そのため、社員全員が一度に接種するわけにはいかないのです。
ようやく高齢者も接種が始まりましたが、今多くの人が問題に思っているのは、如何に早く接種の順番が来るのかということでしょう。
感染症学会が提言を出しているように、薬でゼロリスクのものはありません。
以下、感染症学会の提言から抜粋。
「ワクチンも他の薬剤と同様にゼロリスクはあり得ません。病気を予防するという利益と副反応のリスクを比較して、利益がリスクを大きく上回る場合に接種が推奨されます。国が奨めるから接種するというのではなく、国民一人一人がその利益とリスクを正しく評価して、接種するかどうかを自分で判断することが必要です。そのための正しい情報を適切な発信源から得ることが重要であり、国や地方公共団体および医療従事者はそのための情報発信とリスクコミュニケーションに心がける必要があると考えます。」
しかし現状では、日本のワクチン接種の遅れが問題となっており、如何に早くワクチンを打つかが、多くの人の関心ごとになっています。
治療薬がない今、医学の頼みの綱はワクチンだけなのです。
だからファイザー社のワクチンが異例のスピードで承認され(非常事態承認)、世界中に供給されているのです。
しかし重要なのは安全性です。
ワクチンは健康人を中心に打つわけですから、安全でないといけません。
だから今までワクチンの製造には、長時間をかけ、慎重に慎重に治験結果を検討してきたのです。
今回は、非常事態ともあって今までの様には治験が行われていません。
この接種が治験なのです。
だからこそ、感染症学会の提言にあるように、判断するために情報を集め、正しく理解し自分で判断することが重要だと思います。
わざわざ感染しやすい状態に身を置いたり、必要以上に恐れたり、また感染者を差別しないようにしないようせねばなりません。
自分の命です。軽率な行動をせず、自分で守ることがなにより重要です。
つづく